西日本新聞


「食育」に一工夫、広がる笑顔 福岡県八女市黒木小の5、6年 福岡県小郡市の味坂小児童

2011年 02月 05日 | [2]生活・食育

 学校現場で「食」への関心が高まる中、小学校の給食にも、さまざまな取り組みが行われている。手作りの弁当を家族と食べたり、食材の生産農家と過ごしたり。いつもとはひと味違う給食時間に、児童たちの笑顔が広がった。

 ●手作り弁当に挑戦 八女市黒木小の5、6年

20110205_004.jpg 食育授業に力を入れる八女市黒木町桑原、黒木小学校(山下哲男校長)では2日、5、6年生が手作り弁当を持参して家族と食べる「手作り弁当の日」が開かれた。

 昨年度から始めた取り組みで、児童は家庭科の授業で料理の基本的な技術や栄養バランスについて学んできた。この日は84人が早起きして弁当を作りに挑戦。昼食の時間に来校した家族と机を囲み、家族は給食を、児童は弁当を楽しんだ

 5年生の田中和奏(わかな)さん(11)は「いつもは起こしてもらうけど今朝は自分で5時に起きた」と満足げ。休日には弁当を作って友だちと一緒に食べている6年生の山口絹代さん(12)は「次はもっと色合いを考えて作りたい」と話した。

 【写真】早起きして自分で作った弁当を見せる黒木小児童


 ●食材提供農家招き食事 小郡市の味坂小児童

20110205_05.jpg 小郡市八坂の味坂小学校(113人)は1月26日、給食の食材を作ってくれる人たちにお礼をしようと、市内の農家6人を招いた招待給食会を開いた。

 同校の給食は2006年に、給食センターから配送される方式から、校内の調理室で作る自校式に切り替わり、食材の野菜の6―7割は地元の生産者グループが作ったものを使っている。招待給食は、子どもたちが生産者と顔を合わせ、食べ物への感謝の気持ちを育む狙いもあり、同年から毎年開かれている。

 この日の献立は「薩摩汁」や「湯葉と野菜のごまマヨあえ」など。ネギを提供している同市大崎の松尾鈴子さん(73)は「子どもたちが喜ぶ顔を見られて楽しかです」と話し、児童との会話を弾ませていた。

 【写真】一緒に給食を食べる農家(左)と味坂小の子どもたち


=2011/02/05付 西日本新聞朝刊=

■[2]生活・食育の記事

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