学校教育に関する記事

2006年8月30日

学校から=武蔵台高校(福岡県筑紫野市) 万葉の里で歌碑拓本とり

 県立武蔵台高校は筑紫野市の高台に位置しています。生徒数は約1070人。筑紫野、太宰府の街並みを眼下に望み、地域には歴史遺産がたくさんありまKoukaす。
 万葉集もその1つ。校歌の歌詞に「萬(まん)葉(よう)の里」が織り込まれているように、大伴旅人、山上憶良ら歌人がこの地を訪れ、個性豊かな作品を残しました。地域に点在する歌碑を「拓本にして残そう」という「萬葉の里プロジェクト」が今年、始動しました。
 対象は筑紫野市や太宰府市の歌碑です。拓本は、碑の表面の汚れを落とすことから始まります。画仙紙を張り、ブラシで文字をたたき出し、油墨で浮かび上がらせる根気のいる作業です。専門家に指導していただき、事前に校内で一週間程度練習。3月末、太宰府市の歴史スポーツ公園で十基分の拓本をとりました。
 生徒や卒業生、保護者、職員など有志約80人が参加しました。
 拓本は表装し、額に入れ校内に展示しています。横には、歌碑の説明や参加者の名前も添えています。9月16日から、太宰府市の文化ふれあい館で開かれる「拓本でたどる保存の心」展にも出品します。
 歌碑に直接触れながら、郷土の豊かな歴史を学び、そうした地で自分が学んだという思い出を残していく―。今年秋にも再び拓本制作を行う予定です。

【写真】校歌の碑で、拓本を作る練習をする生徒たち

=2006/08/30付 西日本新聞夕 刊=