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最新日記
全世代的に会話短縮能力が向上中
5歳4ヶ月になる長男が、朝起きて食卓につくなり言った。
「バナナ」
「バナナが食べたいので取ってください」そう言いなさいと、訂正を迫る。
幼稚園に行く前の少しの時間に5分間くらいビデオを見る時がある。
「しまじろう」
「はあ?」
「みたい。しまじろう」
もう5年も生きているのだから、そんなカタコトは許されない。
「しまじろう、のビデオがみたいよう」
「そうか、しまじろう、のビデオがみたいんだね」
「うん。しまじろう、のビデオがみたい」
同じ年齢の子供たちも、単語を並べれば、親が意図を察知して、やってくれるのだろうか。子供たちの会話の短縮傾向にも困ったもんだ。そう、思いつつ、会社に向かうバスに乗る。
会社があるバス停に着いた。バスを降りようとしたときだった。前にいた推定50歳くらいの会社員と思われる男性が、バスの運転手に言った。
「チャージ!」
バスの運転手は操作を始める。会社員がニモカをかざすタイミングが合わず、男性に言った。
「かざして」
「チャージ!」「かざして」の最短の単語だけで、双方了解してしまう。すごいと言えばすごい。会話を極限まで省略しているのだ。
「運転手さん、ニモカカードの残額が残り少ないので、チャージ(入金)したいと思います」
「お客さん、わかりました。さあ、かざしてくだださい。あれ、タイミングが合いませんでしたね。申し訳ありませんが、もう一度お願いします」
「もう一度ですね。わかりました」
「ありがとうございます。今度はだいじょうぶでした」
省略しないで会話すると、これだけの分量になるところを、「チャージ!」「かざして」の最小の単語の応酬だけで、意思の疎通が図れるとは、日本人の状況把握・及び会話短縮能力は、全世代的に格段に向上しつつあるらしい。

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